ミュージシャンを目指して上京した法子だったが、路上ライブの観客はさっぱり。それがある夜、声をかけてきた若い男性のアドバイスにより、数日で歌も作曲も上達してしまう。――そんな折、重篤を知らされた飼い猫のために帰郷すると、寺の住職の父に「おまえは悪い霊にとりつかれている、東京にはもどるな」と引きとめられる。しかし飼い猫を弔った法子は、クリスマスイブの夜の路上ライブのため――音楽の力を授けてくれた彼への愛のメッセージを歌うため――に東京へ戻ることにするのだった……。『イブの精』
家業の肉屋を引き継いだ地味なキャラの保子。短大時代の親友二人との女子会の続きは、保子の引率で隠れ家のようなバーに。彼女には似つかわしくない店なので、親友たちの追求がはじまる。保子がその店を知ったいきさつとは――。『ダイエット』
■文庫本相当頁数:『イブの精』『ダイエット』短編2編 58頁相当
※申し訳ございません。現在出版準備中です。
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